仕立てについて

和裁士について

それは厚生労働省が定める国家試験に合格した技能士である事を認定する資格です。日本人の「心」のよりどころとして受け継がれてきた日本文化の代表ともいえる民族衣装「きもの」。このきものの美しさを作り出す和裁の技術は、これからの次代を担う若者に受け継いでいってもらわなければならない貴重な技術であり、そして日本人の手で縫い上げ、心のかよう暖かみのある製品づくりが、きものにはなくてはならない技術であり、使命です。

和裁士の数は減少傾向にあるのが現状ですので、プロの「和裁士」は職業としての希少価値を高めています。 「プロ和裁士」への道は厳しいものです。しかし、女性の職業として将来性、経済性は高く、その技術は生涯の財産でもあります。

 

和裁技能士とは

〜ここよりwikipediaより引用〜

和裁技能士(わさいぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県知事(問題作成等は中央職業能力開発協会、試験の実施等は都道府県職業能力開発協会)が実施する、和裁に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。 なお職業能力開発促進法により、和裁技能士資格を持っていない者が和裁技能士と称することは禁じられている。

級別

1級、2級、3級の別がある。

実技作業試験内容(和服製作作業)

1級
1. 女物袷(あわせ)長着の縫製は、表地は縮緬または綸子(りんず)の付け下げ(上前に模様合わせのあるもの)であって、両袖、背縫い、わき縫い、下前のおくみ付け等を事前に縫い上げたもの(上前のおくみ付けは試験場で行う)、また、裏地は絹または交織であって、背縫い(並幅)、脇縫い、おくみ付け等を事前に縫い上げたものを持参し、試験場で衿付け、まとめ等を行い、袷長着を仕立てる。
2. 部分縫いは、表地(検印のあるもの)に色地の新モス(綿モスリン)、裏地(検印のあるもの)に白地の新モスを用いて都衿の上前を縫製する。
試験時間=7時間30分

2級
表地は縮緬、羽二重または綸子とし、右袖、おくみ付け等を事前に縫い上げたもの、また、裏地は絹または交織とし、背縫い、おくみ付け等を事前に縫い上げたものを持参し、試験場で衿付け、まとめ等を行い、女物袷長着を仕立てる。
試験時間=6時間30分

3級
表地、芯地は自由(胴裏の付くものは裏地自由)とし、身頃・地衿(下衿)付けをし、右袖を事前に縫い上げたもの(衿先布の付く場合は、事前に衿先布を地衿に付けておく)を持参し、試験場で衿付け、まとめ等を行い、女物の袖無双袷長襦袢、または胴抜長襦袢(胴裏を省いた長襦袢)を仕立てる。
試験時間=3時間30分

 

〜引用ここまで〜
参照リンク:http://ja.wikipedia.org/wiki/和裁技能士

 

 

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